転職続きの20年

会社勤めがはや20年になろうというサラリーマンです。恥ずかしながら新卒時の就職活動と数度の転職を経て、数百の会社を受けたという就職活動を経験しております。

決める側(採用者)の論理がある

このような経過を辿ったのには複数の理由がありました、自身の能力不足・誤った転職手法・学歴や資格、そして不景気。

その後会社員として「採用する側」の事情を知ったとき、自分が採用されなかった理由が分かった次第です。

決める側の論理といいますか、採用時「会社が考えること」が見えたように思います。

そのなかで感じたのは、もしかすると努力だけでは難しい要素も少々あったかもしれないということ。
能力不足は自分の責任でありますので甘んじて受けます、実際自身の能力不足を少しでも改善したいと長い間望んでいました。

しかし社会情勢とそれに対応する企業の動向は好むと好まざるとに関わらず大きく影響致します。
それは思っていたよりは大きな要因だったようです。

例えれば、その年の卒業学生数を遥かに下回る新卒求人数や、または勤め先の業績低下や倒産などは自分の力では変えられない条件です。

転職できたことは偶然としか思えない

不器用な転職を重ねることで、今なんとか一定の収入をもたらす生業を得ているものの、来し方を思えば正直偶然というしかありません。

多分似た転職経験をして今勤めている人は、何らかの理由で不幸にして現在失職されている人と自分自身の能力面の差などないと感じていると思います。

また折角求人も増えはじめたと思いきや、今また世界的に不景気であります。
しかもコロナウイルスとかいう疫病の流行によるもので、こうなると個人は実に脆いものです。

個人的に知る学生諸氏も3月に内定を決められずかなり不安のようです、またお決まりの内定取り消しも始まりました。
「雇い止め」などという解雇される人を侮った言葉で誤魔化す解雇・リストラもまた増えております。

失敗例もなにかの参考になるのでは

そういった事例を見るにつけ、例え失敗例でも何かお役に立てるのではと思った次第です。
匿名ブログですし、自分の体験に関する限り世間に迷惑も掛からず恥もかき捨てでありますから。

無論それを職業とするアドバイザーやコンサルティングの方々のようなスマートな理論がある訳ではございません。ただ数多くの失敗事例と後に知ることとなったその理由のみです

実にみっともない内容の体験や見聞譚ではありますが、「べからず実例」としてお嗤い頂きつつ何かのご参考になれば幸いです。

「長く勤める」働き方の方法とは

また高い給与を得るキャリアアップの転職や群を抜いた評価を得る働き方には全く縁がありませんが、地味な代わりにある程度長期に亘って勤めを続けることについては自分、そして近しい人々の失敗を通じて見知った事例がございます。
そんなものでもご紹介すれば何らかお役に立つのではと。

長きに亘る不況のせいか会社というところも随分ギスギスした場所となっております、職場でのいじめや争いごとも年々増えていると申せましょう。
自分も随分手ひどい目に遭わされたと感じております。

その中で得られたものといえば、目立たず細かく配慮を重ねることで、「自然と役に立つスタッフとして認知される」という実にこまごま・ちまちまとした処世術です。
具体的には「社内調整」の方法、報告の仕方や上司・同僚、他部門との付き合い方、等々です。

勝つのではなく「負けない」ことがストレスを減らす

今言われるところの生産性を上げる働き方とは正反対、書きながら恥ずかしく思っております。

私などには想像もつきませんが、日本人の価値観が変わっていけばまた異なる働き方も生まれると思います。
真にエリートと呼ばれる皆さんの働き方はまた違うのでしょう。

しかしごく普通の働き手にとって、将来はともかく今は社内で上手く折り合いをつけながら生きる、そうしていく他ないというのが実感です。

可能な限りストレスを少なくするような働き方は少なくとも中期的な生活の見通しを立てる上で欠かせないものと身を以て感じています。
ノウハウというほどのものも無く実にお恥ずかしいのですが併せて記したいと思っております。

繰り返しになりますが全くの失敗譚がベースのブログです。
しかしWeb上なればこそ正直に披歴できるものでもありますので、出来の悪い勤め人のしくじりとお嗤いいただき、その中に何やらお役に立つものがあれば幸いです。

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